女優Marica乳がん公表の裏側とこれから

尊敬する人

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米で活躍の女優Marica乳がん公表

先日、アメリカで活躍する日本人唯一のアダルト業界の女優Maricaさんが乳がんを公表したとニュースになった。

毎日新聞で米で活躍のAV女優まりかさんが乳がん公表 「患者の日常発信していきたい」

ここでは、この「患者の日常発信していきたい」について書く。

※このブログでは広告の都合上、外部記事タイトル以外はストレートな表現は避けて「アダルト業界」「女優」と書いている

著者にしくんについて

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身長109cm、体重19kg、26歳。横紋筋肉腫(小児がん)、ムコ多糖症モルキオ病(ライソゾーム病)。高卒でフリーで仕事をしようとするがなかなか上手く行かず、後に上場するIT企業の株式会社セラクに21歳で入社。しかし、22歳3月に同級生は新卒になるから逆のことがしたいとニートに。そして、スマホアプリ開発、クラブダンサー、ライター、YouTuber、ホストなどを経て23歳でSOD専属の監督兼男優になる。現在は、ドラマや映画で俳優、テレビや雑誌などでタレントとして活動。また、IT企業の株式会社フリューゲルで執行役員、部長をしつつ現役のプログラマー。弊社では、未経験者へのプログラミング教育もしていて積極的に採用中。詳細、質問などはSNSでお気軽にどうぞ。

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がん患者の日常発信していきたい

2018年11月7日。

MaricaさんからLINEに急な連絡が入った。

Maricaさんは、2009年に「第1回SODstarシンデレラオーディション」で『てぃんくる賞』を獲得し、同年にSODでデビュー。そして、現在はアメリカのアダルト業界で活躍する唯一の日本人。

つまり、業界の大先輩で、海外で仕事をしたいと思っているぼくにとって憧れな人。

Marica Hase画像

そんなすごい人から、恐れ多くも偶然LINEを交換しいたのだが、しばらく連絡が滞っていたのちに急な連絡が入った。

Marica
あれから、バタバタしてしまいましてごめんなさい。
あたし、実は公表していないんですけれど、癌になってしまい、それしか考えてられなくて

…がん!?

…そうだ。ぼくも癌の経験がある。

癌とは言っても、種類、人、それぞれに違いがある。

ぼくの場合は、

・日本
・3歳(22年前)
・横紋筋肉腫という小児癌で脳腫瘍みたいなもの
・左半分完全麻痺状態で発覚
・外科手術、抗がん剤、自家骨髄移植、放射線治療
・死を覚悟レベルだったけど治った

また、ぼくは障害者だけれど障害者代表ではない。同様に癌経験者だけれど癌経験者代表ではない。他の障害、ついては違うことが多いしわからないことが多いから、障害者代表らしくならないように発言には気をつけている。他の癌の人にも気軽な発言は出来ないと注意している。

Maricaさんの状況は上だけでは理解出来ない。ましてや、憧れのトップの人だからなんて返せば良いかわからない。

戸惑った挙句、

にしくん
なんと。それは不安ですよね。ガンでも場所や進行によって全然違うのでなんとも言えないですが…
お金と技術と仕事も含めて、アメリカで治療するか日本で治療するかによっても変わりそう。

と無難(?)に返した。

そしてそれから、ちょくちょくと連絡をするようになって、病院へ行った検査結果も聞きつつ、徐々にMaricaさんの病状や心情がわかってきた。

乳がんだった。

最初、シコリが出来て、跡残さないようにするからと言われて切った。しかし、それが、後から検査したらガンだった。ガンだったからには、その周りの細胞も取らなきゃいけない。ただ、放射線だけでどうにかなるか色々病院回っていて…

という状況だった。

Maricaさんの難しいところは、単にガンという病気に対する治療や命の恐怖だけじゃない。

・アメリカが拠点という莫大な医療費や文化の違いの問題
・乳房を失うという女性としての悩み
・女優という商売への影響

がある。

にしくん
(うーん…これは気軽な発言は出来ない…しかし、自分だからこそ返せるMaricaさんを大きく変える言葉があるかもしれない…いや、それは高慢か…

よし!思ったことを正直に言おう!)

文からは、乳房を残す方法をなるべくでも探したいけれど、しかし、乳房を取った方が治療面ではもちろん良いから、踏み切れずに悩んでいるようだった。

ぼくはこう返していた。

にしくん
ガンのことを公にしないで、こっそり治してさらっと生きるのもカッコいいけど、

日本の女優からアメリカに渡ってスターになり、がんになって乳房を摘出して治し、そして傷跡を晒すもしくは明らかな偽乳なのに、堂々と見せて、乳がんを克服して切ったのを堂々と武器にし世の中の乳がんの女性に元気を与える女優になるのもカッコいいなと思います。

生きてればどうにかなるし、変化は武器になるんで、とりあえず治しちゃってください!

Marica
ありがとう嬉しい😊
男性の為には沢山働いたから
次は女性の為かな

それから、前向きに検査報告や手術の話をするようになった。

そして先日、とうとう正式に公表されてニュースになった。

毎日新聞で米で活躍のAV女優まりかさんが乳がん公表 「患者の日常発信していきたい」

Marica
あたし、手術は怖いけどワクワク最近して来てます。
これを逆手にどんな事出来るかって。

という文が届いた。

ぼくは、今となってはぼくはガンになって良かった。そこから感じたことや学んだことが多くあるから。しかし、こんな形で人の役に立つとは思っていなかった。ましてや業界の大先輩で憧れの地で活躍している人に対して。

そしてこれから、Maricaさんはまた違った形で他の人に勇気を与えることになるのだと思う。

事故や病気は誰にでも起こり得る。それを含めて楽しみ、それを乗り越えて楽しむのが人生だと思う。しかし、人間は弱い。だから、誰かの言葉や応援で強くなる必要がある。また、必要とされたり人と関わることで生きてる実感や喜びを感じる。

ということを、ぼくはMaricaさんと癌を通してわかった。

そうして、応援とむしろワクワクな気持ちから、1人でも多くの人に知ってもらいたくてこのブログを書いた。

手術は3月19日に決まったらしい。

Maricaさんのことを知っている人も知らなかった人も、特殊な業界だけれど日本人唯一のアメリカで活躍していて、そして乳がんについて戦っているところや裸になれるからこそ魅せれる摘出後の発疹もしていくところを見て欲しい。他人が癌になったことに対して、楽しみだなんて表現するのはいかれているかもしれない。しかし、当初は悩んでいたけれど、色んな施策を準備していたりオープンになって、癌というものの新しい表現の仕方を切り開くだろうMaricaさんが、ぼくはとても楽しみだ。

Marica Hase乳がん公表画像

https://twitter.com/marica_1029
https://instagram.com/maricahase

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