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コンビニでの話
コンビニで飲み物を買うことはありますか?
コンビニでおにぎりを買うことはありますか?
あなたは、コンビニに入ってまっすぐ行くと、そこにはおにぎりが並んでいた。シャケにしようかな?イクラにしようかな?ちょっと高いけど、焼き肉のおにぎりも美味しそうだなぁ。そんなことを考えながらぽんぽんとおにぎり取って飲み物のコーナーへ。水か、お茶か、炭酸か、だいたいお気に入りの物が決まっているかもしれない。飲み物も選んだらレジに行ってお金を払い、お釣りを貰う。これはきっと、ごくごく当たり前なことだと思う。
しかし、ぼくにはそれが出来ない。
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ぼくは、おにぎりを前にすると、周りをキョロキョロと見渡す。
そう。僕の身長ではおにぎりが届かない。そして、見つけた。
続いて、飲み物を買う。だいたいペットボトルの水は下の方にあるのでここはスムーズに進む。そして、レジへ向かう。
(ぶっちゃけ、このコンビニは数回しか来たことないけど外見に特徴があるから覚えてもらえてるのかな?)
そうして、コンビニを去る。
幸せはペットボトルを開けられないことから
出来ないことがあるのは確かに不便だ。けれど、それがきっかけで生まれる言いこともある。
高いところのものが届かないから取ってもらうために、知らない人に声をかけて話が生まれる。力がないから本来は何もないコンビニ店員との質素な会話にペットボトルを開けてもらうという話が装飾される。普段は視線が気になることもあるかもしれない小さくて目立つということで、一瞬で顔を覚えてもらえる。ただ、おにぎりと飲み物を買う中で、4回も「ありがとう」という言葉が自然と生まれることは、不便だからこそ味わえる幸せなことなのかもしれない。そうして手に入れた、おにぎりと飲み物は特別に美味しい。